学生歳時記~A.Kの孤軍奮闘~

学生の学生によるどこかのどなたか様のためのブログ。
日記チックになりますが時々面白いことを書けたらと思います。

子を信じられない親

どうも、A.Kです。

今日は教育関連の話です。

◆はじめに~ビリギャルのヒット~

今、『ビリギャル』って話題ですよね。

これこれ。

有村架純がかわいい。

元はこういう本があったわけなんですが。


学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話
著者:坪田信貴
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
発売日:2015-04-10
カテゴリー:本



この映画の特集みたいなものを先日テレビ(ひるおぴかな?恵俊彰さんがいました)で見てて、


【親子関係】


というものも映画の1つの大きなテーマだと言っていました。


「こんな娘が慶應大学なんか受かるはずがない」と全く娘を信じない父と
それでもずっと合格を信じ続けて常に味方であり続けた母。


そんな対立関係があったそうです。
結果は周知の通り。

だから子供を信じぬくことはとても大切である、という流れのようです。

これがウケるのは、おそらく子を信じられない親というのが多くて、
でも本当は信じてあげたほうが良いんだよな、っていうことに若干の反省と深い共感があるからではないかと思います。


そこで、今日はこの「子を信じられない親」について、僕がバイトで塾講師をしている経験を交えてお話しようと思います。


◆子を信じられない親

本題に入る前に、まず僕のバイトの話をしなきゃいけませんね笑

僕は個別指導の塾講師のバイトをしていて、小学校中学年くらいを数人担当しています。

そこでは、指導の後、親が子供を迎えに来て、そのついでに少し指導の様子や今後の方針なんかを親と話す機会があります。
もちろん本来はただ迎えに来ているだけなので、ほんの5分とか10分とかですが。


そこで、親御さんと話していると、よくこんな発言を聞きます。


「この子、わかったふりするんです」

「うちの子は文章題が苦手で云々」


そして僕の目の前で子供が親にテストなんかを見せたときには、


「なんですかこの点数は」
「なんでこれわかんないの」


それに対して子供の反応は、


「え、でもこれはできたよ!」
「もうわかってるよ~」


こんなかんじです。
これを訴える時の子供の顔はそれはもう真剣で、いかにも本当にわかってそうです。あるいは本当にわかっている顔をして怒られることを回避しようとしているか笑


子供がいくら必死に訴えようと、親としては
「こんなこと言うんですけど、できないんですよね~」

となってしまう。


だってテストの時はできてないんだもん。
だって家帰ったころには忘れてるんだもん。


至極尤もです。


でも、子供をみると、見つめれば見つめるほど、「わかってる」と訴える顔に嘘やごまかしが見えなくなっていきます。

本当に本気でわかってると思っているらしい。


◆親子の対立の原因

この図式が起こる原因を、少し考えてみようと思います。


その時に僕がやったのは、

授業中にその問題を解かせてみる
解けたら、その解き方を改めて説明させてみる

ということです。


すると、解けるし説明もできることもあれば、解けるけど説明はできなかったり、そもそも解けなかったり。

そこで彼らの表情をよく見てみると、面白い法則が見えてきました。


1. 解ける・説明できる→満面のドヤ顔
2. 解ける・説明できない→まぁこれで充分でしょ顔
3. 解けない→意表を突かれた顔


どの顔もめちゃくちゃ可愛いんですが、鈴木福君や芦田愛菜ちゃんにも負けない可愛さがあるんですが、それは置いておいて、
ここから見えるのは、子供としては「とりあえず解ければ勝ち」だと思っているということです。


しかし、単に解けるだけでは忘れます。しかも、テストは忘れた頃にやってきます。
だからテストではできない。

もちろん、説明までできたものはテストでもできていました。


テストでできないと、親としては「この子はわかってない」ということになるのです。

そりゃそうです。×ですから。


以上をまとめると、親と子の間では、「わかった」とはいかなる状態なのか、ということについてズレがあることになります。

つまり、


子供の「わかった」→とりあえず今解けること

親の「わかった」→解け、定着し、テストでも解けること


どっちが良いか、あるべきかは言うまでもありませんが、ここで大事なのは、


【子供も本気でわかったつもりでいる】


ということです。

でも、親としては、子供はテストではできないから、授業後に「わかった」って言ってる姿を見ても、
「わかったふりをしてる」

としか思えないわけです。

◆親はいかに接するべきか

では、親としてはどうするべきでしょうか。


正直、この状態で「子供を信じて」しまったら、テストの点数は伸びるはずもありません。

しかし、あんまり信じてあげないと、子供は

「どうせ自分はできない子」
と思ってしまいがちです。
現に昔担当していた子がそういう子で非常に苦労しました。


こういう時は

・(子供の基準であっても)わかったことを褒める
・そして自分の前で説明させる
・できなければ、一緒に考えるか、先生に質問させる

の3つをやるのが良いのではないかと思います。


それぞれの行為には一応意図があります。

●褒める

褒めることで、子供は自分がわかったと思っていることを、

親が認め、かつ肯定してくれた、と思えるのです。

そしたらうれしくなりますよね。
また頑張ろうっていう力を与えることにもなります。


これこそが今日の記事の核心である「子を信じること」につながるわけです。
ここがないと、上記の親御さんのように子供と少し対立するなかんじになってしまいかねません。



●説明させる、質問させる

残りの2つについては、親の願いを実現させるためのものです。

しかも、一旦褒めているわけですから、子供としてもそんなに悪い気はしないもんです。



むしろ、説明させる段階なんかはかなりノリノリで意気揚々として話し始めることもあるくらいです。

その上、そこで説明できないと、子供の方が「あれ?」と言って少し悔しがると思います。

わかってたのに。
さっきはできたのに。

って。そしたらチャンスです。そこで
「じゃあ先生にもう一回聞いてみな」
と言えば、子供はむしろやる気になって今すぐにでも先生のところへ飛んでいかんばかりの勢いで頷いてくれます。


◆終わりに

もちろん、こんなにうまくいかない場合もあると思います。
僕自身これでうまく行かなかったこともあります。


しかし、このやり方、うまくいくことも多く、

しかもうまくいくとすごく大きな効果が生まれます。

成績が伸びるんです。


過去、これでいい感じにいった子がいました。
その子は、学校で三者面談をしたときに、
成績が上がったということで先生から褒められました。

そしてその子は言いました。
「塾の先生の教え方がわかりやすいから!!」

先生の顔がどうなっていたかはわかりませんが、この報告をいただいた時、僕としては本当に嬉しかったです。


ただのバイトの経験ですが、どなたかのお役に少しでも立てれば幸いです。



◆後記

…なんか書き出したは良いものの、結局ビリギャルとはそこまで関係ない話になっちゃいました。

「子を信じる」というキーワードが関連している、という程度でしょうか笑


もっとうまく書きたいものです。笑。



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